2021 October 16  weather :

Round 9  OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

近藤選手は作戦変更に賭けたものの27位
柴田選手は後方から追い上げ20位

GAZOO Racing 86/BRZ Raceの第7大会が岡山国際サーキット(岡山県美作市)で行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第5大会の十勝が延期に。さらに鈴鹿で開催予定だった第6大会が中止となったことで、約3か月ぶりの開催となった。前戦SUGOと同じ2レース制で、土曜日に予選と第9戦の決勝、日曜日に第10戦の決勝というスケジュール。予選は土曜日に1回のみ行われ、ベストタイムで第9戦、セカンドベストタイムで第10戦のスターティンググリッドが決定する。なお、両レースで使用できるタイヤの本数は、予選と2回の決勝(12周ずつ)を通じて1セット(4本)のみとなっている。

土曜日の天候は曇りのち晴れ。予選は10時25分からドライコンディションで行われ、近藤選手、柴田選手の順にコースイン。近藤選手は2周連続でアタックを行い、ベストタイム1分49秒933、セカンドベスト1分50秒643をマーク。第9戦が16位、第10戦は12位となった。柴田選手は渋滞に引っかかり、思うようにアタックをすることができない。ベストタイムは3周目に記録した1分50秒705で、セカンドベストは1分51秒352。第9戦の予選は26位、第10戦は23位となった。

第9戦の決勝は全28台が出走。全車一斉にスタートするなか、16番グリッドからスタートした近藤選手は右ウインカーを出しながら最後尾まで後退。16番というグリッド位置を考え、今大会の現実的な目標を第10戦の表彰台に切り替えたのだ。ファステストラップ獲得に徹する近藤。しかし、何度かアタックを試みるも佐々木選手(34号車)のタイムにコンマ8秒及ばず。無念の27位でチェッカーを受けた。

26番グリッドからスタートした柴田選手は、好スタートを決め一気にジャンプアップ。オープニングラップを終える頃には23位までポジションを上げる。その後も、安定した走りで前との距離を着実に縮めていく。終わってみれば12周の間に6台抜きを見せ、20位でチェッカーを受けた。

race data : Round9
car driver pos. total best lap
97 柴田 優作 20 22'46.442 1'52.329
98 近藤 翼 27 23'49.142 1'50.991
Drivers' Comment
97号車 柴田 優作選手

【決勝20位】
今回はいつものレースウィークより少し早い水曜日からサーキットに入り、クルマのセットアップなどもいい状態に持っていくことができたのですが、予選ではトラフィックに引っかかってしまい、納得できるアタックができませんでした。決勝では予選が本来の位置より後ろになってしまったこともあり、ポジションを上げていくのは、そこまで大変ではありませんでした。クルマもレースの最初から最後まで安定していたので、レースには強いクルマに仕上がっていたと思います。第10戦も後方からのスタートとなりますが、きちんとレースをして、神奈川トヨタの強さをアピールできるように走りたいと思います。

98号車 近藤 翼選手

【決勝27位】
今回のレースウィークは水曜日から走行できたので、タイヤの選択やブレーキングのテストなどを十分に行うことができました。予選のアタックは上手くいったのですが、順位はあまり良くなかったので残念です。フィーリングはすごく良かったので、上位陣とのタイム差の原因は今のところわかりませんが、走りには満足しています。決勝では前がいっぱいいたので、ファステストラップを狙って、明日の決勝のためにタイヤを温存することを決めました。結果的にファステストは取れませんでしたが、明日のレースではタイヤがあるうちに追い上げたいと思います。