2021 July 24 weather :
Round 4 SUGO
近藤選手は10位入賞で1ポイントを獲得
5年ぶりに復帰した柴田選手も14位完走
GAZOO Racing 86/BRZ Raceの第4大会がスポーツランドSUGO(宮城県村田町)で行われた。第4大会は今シーズン初の2レース制で、土曜日に予選と第4戦の決勝、日曜日に第5戦の決勝というスケジュール。予選は土曜日に1回のみ行われ、ベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドを決定する。また、予選と2回の決勝(13周)を通じて使用できるタイヤは1セット(4本)のみとなるため、慎重かつ繊細なタイヤマネジメントが求められる。
98号車の近藤翼選手はランキング2位につけており、今季初優勝の期待が高まる。また、本大会から97号車はSUPER GTやスーパー耐久などで活躍するベテランドライバー、柴田優作選手がドライブすることになった。まずは第4戦のレポートからお届けしよう。
土曜日の天候は晴れ。予選は10時15分から15分間で行われ、近藤選手、柴田選手の順にコースイン。近藤選手は2回のアタックを行い、ベストタイム1分39秒578をマークする。近藤選手はピットインを挟んだ後、再度コースに入り、予選終了間際に1分40秒424をマーク。このタイムがセカンドベストとなり、予選結果は第4戦が10位、第5戦は13位となった。また、柴田選手は1回目のアタックでベストタイム1分39秒882、2回目にセカンドベスト1分40秒751をマーク。第4戦の予選は13位、第5戦は19位となった。
第4戦の決勝レースは全24台が出走。グリーンシグナルが点灯し、全車が1コーナーに吸い込まれていく。10番グリッドからスタートした近藤選手は、伊東黎明選手(70号車)に抜かれ、11番手でオープニングラップを終了。伊東選手とその前の吉田広樹選手(160号車)を追う展開となる。12周目、伊東選手に仕掛けるも順位は変わらず。11位でチェッカーを受けた。また13番グリッドからスタートした柴田選手は、6周目に井口卓人選手(988号車)と佐々木孝太選手(906号車)に抜かれ、15番手まで順位を下げる。5年ぶりの86/BRZレースとなった柴田選手だが、安定したレース運びを見せ、15位でチェッカーを受けた。なお、上位の選手にタイム加算のペナルティが与えられたため、正式リザルトは、近藤選手が10位となり1ポイントを獲得。柴田選手は14位となった。
race data : Round4
car | driver | pos. | total | best lap |
---|---|---|---|---|
97 | 柴田 優作 | 14 | 22'21.369 | 1'41.649 |
98 | 近藤 翼 | 10 | 22'18.571 | 1'41.451 |
Drivers' Comment
98号車 近藤 翼選手
【決勝10位】
予選アタックはミスなくまとめられましたが、タイムは思ったように伸びませんでした。前日の練習走行の頃からエンジンのパワー感が少しずつ落ちてきている印象で、周りのクルマに離されてしまいました。これ以上の順位は厳しいという状況ですね。菅生は抜きにくいコースなだけに、決勝も苦戦すると思いましたが、なんとか10位に入れました。
97号車 柴田 優作選手
【決勝14位】
GAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦するのは5年ぶりです。菅生は昔から走り慣れているコースなので、そういった面では不安はないですね。練習走行などを通じてタイヤのフィーリングにも徐々に慣れてきました。予選は2アタックとも悪くない走りでまとめられたのですが、結果がついてきませんでした。さらに決勝では順位をひとつ下げてしまい、プロクラス特有のマネージメントが必要だと感じました。