2021 October 17  weather :

Round 10  OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

近藤選手は激しいバトルの末8位入賞
柴田選手は20位と健闘を見せる

前日に引き続き天候は晴れ。夜の間に降った雨がコースに残ることが心配されたが、ドライコンディションでの開催。前日の予選結果により、近藤選手は12番グリッド、柴田選手は23番グリッドからスタート。

近藤選手はスタートでのジャンプアップは叶わなかったもののペースは良く、1周目に10位へ。3周目を終える頃には、脇阪選手(11号車)、伊東選手(70号車)をパスすることにも成功し、8番手争いの先頭で周回を続ける。さらに近藤選手は2秒近くあった松井選手(123号車)とのギャップを短縮。11周目のヘアピンでインに飛び込み、7位に順位を上げる。ファイナルラップは6台による熾烈なバトルとなり、近藤選手は1つ順位を下げたものの、8位入賞。元王者らしい存在感を示し、貴重な3ポイントを獲得した。

柴田選手は好スタートを決め、1周目には21位、2周目には20位と順調にポジションアップ。一時は19番手まで浮上するも、前方でのレーシングアクシデントに巻き込まれてしまい、21位にドロップしてしまう。しかし、あきらめることなく先行車を追い続け、ファイナルラップに大西選手(557号車)をパス。ベテランらしい勝負強さを見せ、20位でチェッカーを受けた。

近藤、柴田両選手ともに、予選からの苦しい流れのなかでも、光る速さを見せてくれた。次戦、近藤選手は欠場するが、柴田選手のベストリザルト更新に期待したい。

race data : Round10
car driver pos. total best lap
97 柴田 優作 20 22'39.146 1'51.445
98 近藤 翼 8 22'29.252 1'50.725
Drivers' Comment
97号車 柴田 優作選手

【決勝20位】
個人的には、実力を出し切れたと思います。レース前にセットを変更してもらい、昨日より良くなっていて、気持ちよく走ることができました。ただ、グリッドが後方だったので、ポジション的に少し危ない場所でレースをすることになってしまったので、途中、前方で起こったアクシデントを避けるために順位を落としてしまいましたが、次につながるレースはできたと思います。ぼくはまだこのレースは2戦目なのですが、レース自体を十分学ぶことができたので、次戦はそれを活かして、結果につなげたいと思います。

98号車 近藤 翼選手

【決勝8位】
決勝がスタートして、スタートダッシュでは順位を上げられなかったのですが、バックストレートでパスすることができました。ポジションを上げるには序盤しかないと思ったので、ペースを上げて、順調に何台か抜き、前に追いつくこともできたのですが、最後の6位争いは、みんなが辛そうで、間合いの取り方が難しくて抜かれてしまったのですが、何とか8位でゴールできて良かったです。まあ、もうちょっと行きたかったですけどね。次戦の十勝はスケジュールの都合で出られないので、最終戦の富士になってしまいますが、また表彰台に戻れるように頑張りたいと思います。