2024 November 23-24  

Round 7 MOBILITY RESORT MOTEGI

Round 7 レポート

直線のスピード不足に苦しみ、元嶋15位、高橋16位

11月23日(土)~24日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの第8戦がモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で行われた。トヨタモビリティ神奈川DTEC TEAM MASTER ONEから元嶋佑弥選手(98号車)と高橋知己選手(97号車)がプロフェッショナルシリーズに出場。エントリー台数は34台となっている。

チームは11月の前半に現地テストを実施。セットアップの確認を行っているが、今週末は急速に冷え込んでおり、テストデータとのマッチングが気になるところ。また、クラブマンシリーズに神奈川DTEC TEAM MASTER ONEから2台のGR86がエントリーしており、4大会ぶりに春木翼がクラブマン担当エンジニアとして参加している。

土曜日の天候は晴。予選は11時35分から行われ、多くのクルマがコースイン。元嶋選手と高橋選手はピットロードで待機し、先頭集団が出た後にスタートをきる。1周のウォーミングアップの後、元嶋佑弥選手は2分12秒302をマーク。15位につけた。高橋知己選手は2分12秒376をマークし、16位。タイムアタック直後は2台そろってトップ10付近につけていただけに悔しさの残るレースとなったが、元嶋、高橋両選手のタイムが揃っているのはポジティブな状況。両ドライバーともに明日の目標をポイント圏内(10位以内)に定めた。

日曜日の天候は晴。10周の決勝は9時30分から行われ、元嶋選手は15番グリッド、高橋選手は16番グリッドからスタート。元嶋選手は混戦の中で2つポジションを上げ、13位でオープニングラップを終了する。しかし、元嶋選手はストレートスピードの伸び不足を感じており、2周目に14位、3周目に15位、5周目に16位と徐々に後退。6周目には上位車両がストップしたため、再び15位に上がるが、仕掛けるほどのスピードはない。ファイナルラップに上位車両がスローダウンしたため、14位でチェッカー。目標の入賞圏内に届かず、悔しい結果となった。

一方、16番グリッドからスタートした高橋選手はポジションをキープしてオープニングラップを終了。元嶋選手と同じく、ストレートスピードの伸びに苦しみ、順位を上げることができない。4周目、後方から追い上げてきた選手に抜かれ、17位にポジションダウン。レース中盤からは元嶋選手の背中を見ながらの走行となる。上位のクルマがストップしたため、6周目に16位、ファイナルラップに15位まで上がったところでチェッカー。厳しいレースとなったが、2台そろって完走を果たし、今シーズンを締めくくった。

race data : Round7
car driver pos. total best lap
97 高橋 知己 15 22'41.105 2'14.096
98 元嶋 佑弥 14 22'40.458 2'14.356
Drivers' Comment
97号車 高橋 知己選手
第8戦 予選16位/決勝15位

スタートが決まり、元嶋選手と同じ集団で走っていたのですが、ストレートでのスピードが伸びなくて、ディフェンス一方になってしまったのがつらかったです。そこさえ良くなればという思いはありますが、現状やれることは精一杯やれたかなと思います。今年途中からこのレースに復帰して、最初はあまりペースが良くなかったのですが、今回、元嶋選手と予選も決勝も同じぐらいのタイムで走れました。感覚が戻ってきたのかなと思いますが、もう少し上で戦いたいですね。

98号車 元嶋 佑弥選手
第8戦 予選15位/決勝14位

予選ではクリアラップをとれたし、自分のペースでアタックできましたが、15位なので喜べる順位ではないです。決勝では、スタートで順位を上げることはできたのですが、ストレートスピードが伸びずに戦えませんでした。ずるずる順位を落として15位。今年結果を残せず、チームに申し訳なかったです。いろいろなことが噛み合わないシーズンでしたが、みんなで怪我無く無事に終わることができ、サポートしてくれたチームに感謝しています。