6月16日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの第2戦がオートポリス(大分県日田市)で行われた。トヨタモビリティ神奈川DTEC TEAM MASTER ONEから元嶋佑弥選手(98号車)が出場。車両準備の都合により、欠場中の高橋知己選手(97号車)もチームに帯同し、元嶋選手の戦いを見守った。
第2戦は日曜日に予選と決勝が行われる1日開催。元嶋選手は木曜日から走行を開始し、日曜日の本番に向け、走り込みを行った。元嶋選手にとってオートポリスは昨年、予選6位を獲得した相性の良いサーキット。土曜日の専有走行では2分09秒406をマークし、18位につけている。
日曜日の天候は晴。プロフェッショナルシリーズの予選は10時から行われ、元嶋選手が予選開始の合図とともにコースイン。タイヤのウォーミングアップを入念に行った後、2周目からアタックを行う。元嶋選手はミスなくアタックをまとめたものの、順位は18位(2分07秒752)。上位進出を狙っていた元嶋やチームにとって、不本意な結果となった。「予選ではミスなくアタックできたのですが、前日までは発生しなかったアンダーステアが発生し、タイムが伸び悩みました。次につながるレースになるよう、決勝は頑張りたいです」(元嶋選手)。
10周の決勝レースは14時から。元嶋選手はアウト側18番グリッドから好スタート。直線区間で早くも順位を上げ、イン側のラインを通って1コーナーへ進入する。元嶋選手はその後も順位を上げ、13位でオープニングラップを終了。前を走るのは中山選手(18号車)。元嶋選手のペースは良好で、中山選手を僅差で追う。
3周目には佐々木選手(34号車)が14位に上がり、元嶋選手との差を詰めていくが、元嶋選手は焦らず、中山選手に仕掛けるタイミングを探す。ところが6周目、クルマの不調を感じた元嶋選手が緊急ピットイン。クルマにはトラブルが発生しており、レース続行は不可能な状況。元嶋選手はクルマを降り、リタイアが確定した。
ポイントが獲得できるトップ10圏内が見えていただけに、非常に残念な結果となったが、これもレース。次戦の富士スピードウェイはトヨタモビリティ神奈川DTEC TEAM MASTER ONEが最も得意とするホームコース。チームの本領発揮に期待したい。
car | driver | pos. | total | best lap |
---|---|---|---|---|
98 | 元嶋 佑弥 | retire | 13'19.334 | 2'10.545 |
98号車 元嶋 佑弥選手
第2戦 予選18位/決勝6周リタイア
まだ原因ははっきりわかっていませんが、違和感を覚えたので、ピットに戻ってきました。ペースも良く、頑張って追い上げていました。後半に向けて前との間隔をあけ、水温を下げ、前がバトルを始めたので、そろそろという時にトラブルが出てしまいました。残念ですけど、上位を走っていてこのトラブルが出たわけではないので、こういった時にトラブルが出て、良かったと思います。上位に行けそうな雰囲気はあったので、次のホームコース富士では頑張りたいと思います。