第2戦の舞台はスポーツランドSUGO。チームは事前に現地テストを実施しており、高橋知己選手(97号車)は金曜日の専有走行で3番手タイムをマークするなど絶好調。ルーキーの岩澤優吾選手(98号車)も着実に経験を積んでおり、大きな期待を抱いての本番となった。使用タイヤは高橋選手がブリヂストン、岩澤選手はダンロップとなっている。
土曜日(予選日)の天候は晴れ。他カテゴリーの遅延により、プロフェッショナルシリーズの予選は約2時間遅れの16時から始まった。予選開始の合図と同時に数台がコースインするも、多くの選手が路面状況の改善を待ち、コースインを見合わせる状況。
10分弱のウェイトの後、岩澤選手がコースイン。1周目に1分35秒978をマークし、25位につけた。ポールポジションを狙っていた高橋選手は、混雑状況を見極めながら残り6分でコースイン。1周目に1分35秒139を記録し、4番手につけるも、後からアタックを行った複数の選手が高橋選手のタイムを上回ったため、正式結果は6位となった。高橋選手とデビュー2戦目の岩澤選手とのタイム差は1秒以下で、岩澤選手にとって着実な進歩を感じられた予選だった。
日曜日(決勝日)の天候も晴れ。前日より気温が高く、夏を感じさせる汗ばむ陽気の中、13周の決勝が行われた。14時04分にスタートがきられ、高橋選手はイン側6番グリッド、岩澤選手はアウト側25番グリッドからスタート。予選3位の選手が出遅れたため、高橋選手は5位で1コーナーへ進入するも、3コーナーでインに入ってきた堤優威選手(1号車)の先行を許し、6位で1周目を終える。
その後は先行する箕輪卓也選手(18号車)をテールトゥノーズで追う展開。高橋選手は虎視眈々と仕掛けるタイミングをうかがうが、位置関係は変わらないまま、レースは後半戦へ。
ところが、高橋選手と異なるタイヤを使用する予選2位の松井孝允選手(123号車)が上位から後退してきており、高橋選手は9周目にパス。箕輪選手との5番手争いは4番手争いに変わる。11周目には2位争いのグループと合流。高橋選手は4台ワンパックの最後尾につけている。
12周目には松井選手と同じタイヤを使用する予選1位の菅波冬悟選手(10号車)が後退してきており、ファイナルラップで執念のオーバーテイク。4位に順位を上げると、箕輪選手に続いてチェッカーを受けた。
一方、岩澤選手はスタート直後のヘアピンで後続車に追突されてしまう。車両にダメージを負ってしまうが、24位に順位を上げ、1周目を終える。車両のフィーリングは変わっており、3周目には25位に後退するが、あきらめることなく追い上げを開始する。7周目に24位、8周目に23位、10周目には22位まで順位を上げてフィニッシュ。レース終了後、複数の上位車両にペナルティが科されたため、岩澤選手の正式結果は18位となった。
高橋選手は久々の表彰台まであと一歩、岩澤選手も不利な状況でもあきらめない執念を見せ、今シーズンに対する期待がますます高まる一戦となった。
| car | driver | pos. | total | best lap |
|---|---|---|---|---|
| 97 | 高橋 知己 | 4 | 21'13.655 | 1'36.806 |
| 98 | 岩澤 優吾 | 18 | 21'40.099 | 1'38.033 |
予選は混雑を避け、クリアラップを狙える中盤のタイミングを選択しました。単独でのウォーミングアップで組み立てやすさはあったものの、周囲の動きをもう少し見極めても良かったかもしれません。アタック自体はセクター1、2と練習からの進歩を感じられましたが、最終コーナーではクラブマンのオイル漏れの影響か路面が汚れており、思った以上に外側へスライドしてタイムロスしたのが反省点です。レースは後方からのスタートでしたが、スタート自体は悪くありませんでした。レースを走るたびに多くの学びがあり、今回のタフな展開のなかで追い上げられたことは収穫ですが、やはり予選の一発タイムを向上させ、もっと上のグリッドからスタートできるようにしなければいけないと痛感しています。
97号車 高橋 知己選手
第2戦 予選6位/決勝4位
予選では、これまで最後にアタックをして赤旗などに泣かされることが多かったため、今回はあえて中盤のタイミングでクリアラップを狙いました。出し切れなかった部分もあり、アタック終了時は「失敗したかな」と感じていましたが、結果は6番手。今シーズンはマシンの仕上がりが本当に良く、この順位でも悔しいと思えるところまでチームと共に成長できているのだと思います。決勝ではスタート直後の混乱のなか、前方でストールしかけた車両をうまくパスして1コーナーを抜けることができました。ただ、続く3コーナーで少しインを甘く空けてしまったところをズバッと突かれ、1台に先行を許す形になってしまいました。それでもその後は耐えるべきところはしっかりと耐え、抜くべき局面では一発でしとめるという、メリハリのある良いレースができたと思います。