2026 October 3-4  CLOUDY - DRY

Round6 :SUZUKA CIRCUIT(三重県)

Round 6 レポート

高橋選手は不運の追突により無念のリタイア。岩澤選手は混戦を切り抜け25位

第6戦の舞台は世界屈指のテクニカルコース、鈴鹿サーキット。高橋知己選手(97号車)と岩澤優吾選手(98号車)は木曜日から走行を開始し、セットアップを進めた。全長が長い上に複雑なレイアウトを持つ鈴鹿だけに高いレベルでの合わせ込みが求められるが、高橋選手は富士ほどのフィーリングが得られずにセット変更を重ね、改善策を探る。鈴鹿初参戦となる岩澤選手は練習走行から好感触を得て、着実な手応えとともに予選日を迎えた。

土曜日(予選日)の天候は晴れ、15分間の予選は11時05分からドライコンディションで行われた。1周6キロ弱と、距離が長い鈴鹿では、1回で確実にアタックをまとめなければならず、路面の状況やコース上の混雑を警戒し、ほとんどの車両がセッション終盤までピットで待機する展開。

残り時間が3分を切ったタイミングで、高橋選手と岩澤選手を含む各車が一斉にコースに入る。高橋選手はピット位置が近かった蒲生尚弥選手(121号車)をターゲットに定め、その動きに合わせてコースイン。間隔をしっかり空けたため、ほぼ単独でのアタックになってしまったが、ミスなくまとめ上げて2分25秒855をマーク。コースレコードが更新されるハイレベルなタイムアタック合戦の中、トップからわずか0.542秒差の8番手グリッドを獲得した。

岩澤選手はコースイン直後の混雑でタイヤのウォームアップに苦戦しながらも、集中を切らさずアタックへ。しかし、デグナーふたつ目の立ち上がりで前走車のコースアウトに巻き込まれ、大きくタイムロス。さらに、その際にマシンが拾った砂利の影響でグリップを失い、最終シケインで止まりきれずにコースアウト。走路外走行(トラックリミット違反)の判定を受け、記録した2分27秒423のタイムが不採用となってしまった。予選終了後、チームは嘆願書を提出し、36番グリッドからの決勝出走が認められている。

日曜日(決勝日)の天候は曇り。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様の下、8周の決勝レースがスタートした。8番グリッドの高橋選手は、スタートの蹴り出しでわずかに出遅れ。11位付近まで後退するが、マシンのバランスは非常に良く、2周目には久保凜太郎選手(87号車)をパスしてひとつ順位を戻す。

しかし、岡本大地選手(293号車)とサイド・バイ・サイドのバトルを展開していたところ、後続車両から追突を受けコースアウト。97号車は大きなダメージを負っており、無念のリタイアとなった。

一方、岩澤選手は34位で1周目を終了。高橋選手が巻き込まれた2周目のクラッシュにより、セーフティカー(SC)が導入され、岩澤選手は31位を走行している。6周目のレース再開後、岩澤選手は集団の中で果敢に前を追い、6周目に29位、7周目に28位、8周目に27位まで順位を上げ、フィニッシュした。

なお、レース後に上位車両へペナルティが科されたことで繰り上がり、正式結果は25位。悔しい結果に終わったものの、決勝中のマシンのグリップ感やタイヤマネジメントには手応えを得ており、次戦最終戦で巻き返しを図る。

race data : Round6   SUZUKA CIRCUIT
car driver pos. total best lap
97 高橋 知己 retire 1Laps 2'30.730
98 岩澤 優吾 25 24'17.077 2'28.514
Drivers' Comment
97号車 高橋 知己選手
第6戦 予選8位/決勝:リタイア

木曜日の走り出しからフィーリングがあまり良くなく、富士ほどの調子を引き出せないまま予選を迎えました。アタック自体は蒲生選手の動きに合わせてコースインし、ほぼ単独でミスなくしっかりまとめ切ることができましたが、周囲のタイムの伸び幅が大きく、悔しい8番手となりました。決勝はスタートを失敗して11位あたりまで落ちてしまったものの、クルマのバランスはすごく良かったので、2周目に久保選手を抜いて順位を戻し、岡本選手と並走していたところで後続から追突され、そのままクラッシュしてしまいました。良いクルマを作ってくれたチームには本当に申し訳ないです。あの位置でレースをすることになってしまった予選も含め、反省しています。身体は大丈夫なので、次戦に向けてチームとしっかり立て直し、次こそ優勝できるよう全力を尽くします。

98号車 岩澤 優吾選手
第6戦 予選:不採用/決勝25位

予選ではコースイン直後の混雑でタイヤを十分に温めきれず、アタックに入ってからもデグナーふたつ目で前走車のコースアウトに遭遇して大きなタイムロスを喫しました。さらに拾った砂利の影響で、最終シケインで止まりきれず、走路外走行の判定でタイム抹消となってしまいました。決勝は後方スタートとなりましたが、1周目の混戦をアウト側から攻めて順位を上げることができました。マシンのペースが良く、ここからというタイミングでSCが入り、リセットされたのが悔やまれます。リスタート後、前の集団をパスしていき、そのグループを抜け出して前を追おうとしたところでチェッカーとなってしまいました。悔しい結果ですが、決勝が一番グリップ感も高く、タイヤのタレもなく力強く走れました。最終戦のもてぎはFJ時代にタイトルを獲った得意なコースなので、予選からしっかり決めてポイントを獲得したいです。