2026 August 8-9  FINE - DRY

Round4 :TOKACHI SPEEDWAY(北海道)

Round 4 レポート

高橋選手は5位に入り3戦連続のポイント獲得! 初十勝の岩澤選手は23位

第4戦の舞台は十勝スピードウェイ。チームは木曜日から走行を開始し、昨年初優勝を記録した高橋知己選手(97号車)のパフォーマンス向上と十勝初走行の岩澤優吾選手(98号車)のスキルアップに取り組んだ。金曜日の専有走行では高橋選手が堂々のトップタイム(1分32秒394)をマーク。上々の感触を得て、本番にのぞんだ。

土曜日(予選日)の天候は晴れ。予選は12時35分から15分間。週末を通して路面温度が最も高く、手探りでマシンをアジャストさせる難易度の高いアタックとなった。

高橋選手は自身のポテンシャルを信じ、予選序盤にコースイン。2周目に渾身のアタックを行い、1分32秒818をマークする。トップとの差はわずか0.127秒だが、順位は5位。全体的に専有走行時のタイムを下回っている選手が多く、わずかなコンディションの違いが結果に影響した。

十勝初走行の岩澤選手は高橋選手の後を追う形でコースイン。2周目にアタックを行い、セクター1、2は高橋選手と遜色のない区間タイムで通過する。しかし、7コーナーのブレーキングでオーバーランを喫してしまい、タイムは1分33秒422。順位は23位となったが、トップドライバーと遜色のない区間タイムを刻んだ自信は、岩澤選手にとって大きな収穫だった。

日曜日(決勝日)の天候は曇り。予選日とは打って変わり、やや肌寒い気温となっている。14周の決勝は12時14分から行われ、高橋選手はアウト側5番グリッドからスタート。ポジションをキープして1コーナーに進入する。高橋選手の作戦は予選4位の堤優威選手(1号車)と予選3位の佐々木雅弘選手(34号車)が交錯する瞬間を捉えるクレバーなもの。背後の冨林勇佑選手(17号車)とのギャップをコントロールしながら、僅差で堤選手を追う。

レース後半、佐々木選手と堤選手の差が徐々に広がったことで、堤選手のみにターゲットを変更。貪欲にオーバーテイクのチャンスをうかがい、何度も仕掛けるも、抜きどころの少ない十勝では前に出ることができない。それでも終始高い競争力を発揮し、後方にも一切の隙を与えず、5位フィニッシュを果たした。

一方、23番グリッドからスタートした岩澤選手は、ホイールスピンの多い動き出しとなり、1コーナーまでに併走車と接触。運転席側のミラーが折れてしまい、後方視界を失った状態でのレースを強いられる。

岩澤選手は26位でホームストレートを通過。幸いミラーはレース中に自身で直すことができ、失ったポジションを取り戻すべく粘りの走りを披露する。3周目に24位に上がり、翌周にひとつ順位を下げるが、5周目に再び24位へ。上位勢と比べても遜色ないペースで走行しており、9周目に23位まで順位を上げ、そのままフィニッシュ。予選と同じ順位ではあるが、GR86の走らせ方に対する理解が深まったと語っており、意義のあるレースだった。

次戦の舞台はチームのホームコース、富士スピードウェイ。地元での大一番に向け、両選手のさらなる進化に期待がかかる。

race data : Round4   TOKACHI SPEEDWAY
car driver pos. total best lap
97 高橋 知己 5 22'06.212 1'33.007
98 岩澤 優吾 23 22'22.538 1'34.249
Drivers' Comment
97号車 高橋 知己選手
第4戦 予選5位/決勝5位

予選は路面温度の上昇によるコンディション変化のアジャストに苦戦し、トップと僅差ではあるものの、5位にとどまりました。決勝はスタートを決めつつも、順位をキープしてオープニングラップを終了。前半はタイヤを温存し終盤に勝負をかける作戦でしたが、コースの特性上オーバーテイクが難しく、ポジションを上げられずに終えました。しかし、ロングランは良好で安定した走りを維持でき、ポイントの獲得という点でも着実な手応えを得ています。次戦の富士はチームのホームコースでもあるので、予選の速さとロングのペースを上手く噛み合わせ、良い結果を残せるよう全力で挑みます。

98号車 岩澤 優吾選手
第4戦 予選23位/決勝23位

初めての十勝で苦戦しましたが、高橋選手の後ろでリズムをつかんでから予選に臨みました。7コーナー手前までは良い雰囲気でしたが、攻めすぎてブレーキをミスってしまい、コンマ3〜4秒落とす結果になってしまったのが悔やまれます。ただ、セクター2までは過去大会と比較しても手応えを感じられる走りをすることができました。決勝はスタートでホイールスピンをしてしまい、1コーナー手前でミラーが折れ、順位を落とす厳しい展開となりましたが、ミラーを手で直し、落ち着いて追い上げました。レース中は上位陣と同等の安定したペースを維持でき、荷重移動やスライドコントロールなど、走りの面では良い感覚をつかむことができました。スタートと序盤の混戦は課題ですが、走りへの迷いが消えた収穫の多いレースとなりました。残りの3大会でしっかりと結果を出せるよう頑張ります。