GR86/BRZ Cupの第3戦が岡山国際サーキットで行われた。高橋知己選手(97号車)、岩澤優吾選手(98号車)ともに水曜日から走行を開始したが、台風の影響により、金曜日まですべてウエットコンディション。両選手ともにまずまずの手応えを感じていたが、土日は一転ドライとなり、手探りで本番を戦うことになった。
土曜日(予選日)の天候は曇り。雨は朝方まで降っていたが、時間の経過とともに収まり、レースウィーク初のドライコンディションとなった。プロフェッショナルシリーズの予選は12時から行われ、高橋選手は路面状況の改善をギリギリまで待ち、残り約4分でコースイン。2周目に1分45秒490をマークし、予選7位につけた。ブリヂストンユーザーの2番手タイムで高橋は納得の表情。
ウエット走行で練習を重ねていた岩澤選手は、いきなりのドライ予選となり、初めて尽くしの状況。高橋選手に続いてコースに入り、2周目に1分46秒443をマークする。高橋選手の1秒以内に収まるタイムだが、順位は26位。岩澤選手は今回から高橋選手との走行データをより正確に比較するために、タイヤをブリヂストンに変更している。岩澤選手が多くの経験を積めるよう、チームは最大限のサポートをしていく方針だ。
日曜日(決勝日)の天候は曇り。11時59分から12周の決勝レースが行われ、高橋選手はアウト側7番グリッド、岩澤選手はイン側26番グリッドからスタート。高橋選手は好スタートを決めるが、混戦の中で行き場を失い、さらに後方車両が接触するという不運も重なり、コース外に押し出されてしまう。迅速にコースへ復帰したものの、3つ順位を下げ、10位でホームストレートを通過。
復帰直後の1〜2周は、汚れたタイヤに苦しめられたが、5周目には平良選手(330号車)を抜き去り、9位に順位を上げる。中盤以降は気温があまり上がらず、タイヤの摩耗が進むなど、難しい展開となったが、ペースを崩すことなく粘り強くポジションを死守。9位でチェッカーを受け、貴重なシリーズポイント2点をチームに持ち帰った。
追い上げを狙った岩澤選手はホイールスピンを伴うスタートとなり、ポジションダウン。ひとつ順位を下げ、27位で1周目を終える。ドライで初めてのロングランという状況の中、前走車との距離をじわじわと縮めていく岩澤選手。レース中盤以降は、オーバーステア傾向に苦しめられ、27位でフィニッシュした。チームは岩澤選手と共にタイムアップのヒントを探し、パフォーマンス向上につなげていくので、次戦以降に期待してほしい。
第4戦は昨年、高橋選手が初優勝を記録した十勝スピードウェイ。チームは今回得られたデータをもとに分析と準備を進め、再び表彰台の頂点を目指す。
| car | driver | pos. | total | best lap |
|---|---|---|---|---|
| 97 | 高橋 知己 | 9 | 21'49.958 | 1'47.581 |
| 98 | 岩澤 優吾 | 27 | 22'08.876 | 1'49.171 |
GR86で岡山を走るのは今回が初めてで、予選はフルドライでのぶっつけ本番となりました。ブレーキングポイントを探りながらの走行で、細かい部分を詰めきれませんでしたが、ドライで1回走れたことで、明日に向けたイメージはつかめました。決勝のスタートでは、サイドブレーキを下ろすタイミングとクラッチミートの瞬間がわずかにズレてしまい、ホイールスピンを喫して出遅れてしまいました。レース前半のクルマのフィーリングは良く前走車を追い詰めることができましたが、中盤以降は予想に反してリアのオーバーステアが強くなり、厳しい展開となりました。次戦の十勝はすべてが初めてのサーキットなので不安もありますが、シミュレーターなどでしっかりと準備をして挑みたいと思います。
97号車 高橋 知己選手
第3戦 予選7位/決勝9位
ぶっつけ本番のドライ予選でしたが、アタック自体のフィーリングは悪くありませんでした。トップに届かず悔しさはありますが、ブリヂストン勢の中で2番手につけている点は評価できると思います。決勝のスタート自体は悪くなかったのですが、オープニングラップ、徳升選手とバックストレートで並走しながらヘアピンへ進入し、次のリボルバーコーナーの進入でコース外に押し出され、順位を落としました。復帰直後はタイヤがしんどかったものの、抜きにくい岡山で1台抜きました。他社のタイヤが優位性を保つ中、最後までポジションを死守して9位でチェッカーを受け、貴重なポイントを持ち帰れたことは大きな収穫です。次戦の十勝は自分がチームを引っ張る立場として、しっかりと予選から組み立てて、2年連続優勝を狙いに行きます。