Race 9 SUZUKA Circuit 21 - 22 Oct. 2017
近藤選手が予選4位を獲得
しかしレースは台風21号の影響で中止に
第9戦の舞台は鈴鹿サーキット。前戦に引き続き小河諒選手は欠場のため、近藤翼選手のみのエントリー。近藤選手が出場するプロフェッショナルシリーズのエントリー台数は35台。なお、小河選手は鈴鹿サーキットに元気な顔を見せ、チームと共に近藤選手を応援した。
前回終了時点で、近藤翼手はランキングトップ(87ポイント)に浮上。年間チャンピオンを射程距離に入れている。2位は佐々木雅弘選手(84ポイント)。3位は青木孝行選手の31ポイント。
年間チャンピオンは全10戦中7戦の有効ポイントで決定する。そのため近藤選手が今回、佐々木選手との差を広げるためには、6位以上かつ佐々木選手より前でチェッカーを受けることが条件となる。なぜかというと近藤選手はすでに8戦で得点しており、その中で一番下位の順位(6位)を上まわらない限り、有効ポイントは増えない。一方の佐々木選手は無得点のラウンドが3戦あるため、近藤選手よりも前で入賞さえすれば、ポイント差を縮めることができる。
雨でも最後まで諦めずアタックし予選4位
チャンピオン争いを有利に運ぶには、優勝こそが一番の近道。当然近藤選手の目標も優勝だ。チームは木曜から鈴鹿で練習走行を実施。台風21号が近づいているため雨が続くが、近藤選手は金曜日の練習走行で3位のタイムを記録。
土曜日の予選も雨。コースは川ができるほどの状況だ。決勝も雨が予想されるため、安全なスタートをきるためには、なるべく上位のグリッドからスタートしたいところだ。
予選が開始(15分)されると、近藤選手は早速コースイン。2周目に2分42秒236のタイムを記録すると、次の周には2分40秒264にタイムを縮め、2位に上がる。しかし、佐々木選手が2分38秒985をマークし、2位に。続いて久保凛太郎選手(87号車)も近藤選手を上まわるタイム(2分39秒882)をマークする。近藤選手は予選時間いっぱいまでアタックを続けるが、他のクルマに引っかかってしまい、4位で予選を終了した。
近藤選手は思うような結果が得られず悔しさを滲ませていたが、クルマの状態は良好とのこと。2015年の鈴鹿も雨の中、表彰台に登ったことから、チームの状態もポジティブだ。
予選後はクルマが主催者により保管されるため、一切の作業ができない。そのため、どのチームも所定の準備を終え、足早にサーキットを後にしたが、雨脚はますます強くなる一方。そして、夕方5時過ぎに鈴鹿サーキットと日本レースプロモーションから日曜日のすべてのレースが中止になることが発表され、第9戦はここまでとなった。
残りは12月9日、10日の第10戦(富士)のみだが、ランキングを含む今後については主催者の公式発表を待ちたい。
Result
car | driver | pos. | total | best lap |
---|---|---|---|---|
76 | R.Ogawa | - | - | - |
97 | T.Kondo | - | - | - |
76号車 小河諒選手
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