Race 3 Fuji Speedway 3-4 Jun. 2017

近藤選手4位で惜しくも表彰台に届かず
小河選手は7位で今シーズン自己最高位

第3戦の舞台は富士スピードウェイ。プロフェッショナルシリーズには今シーズン最多の35台がエントリー。決勝で混戦に巻き込まれると上位に上がることは難しいため、予選での位置どりも重要な鍵だ。

第3戦は土曜日に予選、日曜日に決勝が行われるスケジュール。今回のメカニックはマスターワンの井上亮氏、神奈川トヨタサービス技術部の青木勉氏に加えて、神奈川トヨタ各店舗から金子亮太氏(港北ニュータウン店)、宮上昌之氏(希望ヶ丘店)、加藤喜将氏(伊勢原店)、渡邊祥平氏(大船店)の4名が参加。「初めての体験だらけで勉強になりますね。何よりレースを間近で体感できて感動しています」と金子氏。

13時50分にプロシリーズの予選がスタート(20分間)。近藤選手は2分05秒926のタイムで3位。途中コース上の砂利にグリップを奪われタイムロスしたが、それでも表彰台を狙える位置につけた。一方の小河選手は10位(2分06秒184)。前回は予選で2位の速さを見せただけに、決勝でどこまでポジションアップできるか期待だ。

小河、近藤両選手とも健闘しW入賞

決勝が行われる日曜日には市川英治神奈川トヨタ代表取締役社長をはじめ新入社員51名、神奈川トヨタ各店舗の店舗管理者47名も応援に駆けつけた。市川社長は「チームの本気を肌で感じ、仲間にも伝えて欲しい」と熱弁した。

15時30分に10周の決勝がスタート。近藤選手は2周目までは3位をキープするが、3周目に6位スタートから追い上げてきた青木孝行選手(31号車)にパスされ4位に後退。しかしトップ勢に食らいついて行く。小河選手はスタート直後に12位へ順位を落としたが、5周目には9位に上昇した。

レース後半。近藤選手は前年度チャンピオンの佐々木雅弘選手(1号車)と3位争いを繰り広げる。近藤選手はチャンスをうかがい8周目のダンロップコーナーで佐々木選手の横に並ぶ。しかしあと一歩で届かず4位でチェッカーを受けた。一方の小河選手は果敢な攻めで前走車の隙を突き、9位スタートだったベテラン谷口信輝選手(82号車)とのバトルも制し7位でチェッカー。前回のリタイアの悔しさを晴らした。

「翼はトップ勢について行けたし、諒も順位を上げた。まだまだ良い結果が狙える」とレース後に磯貝敏一監督。次回は7月1日(土)〜2日(日)に岡山国際サーキットで開催予定だ。「岡山は路面も改修され去年とは状況が違うので、しっかりと作戦を練りたい」と額田信明プロジェクトリーダー。第3戦後のポイントランキングは近藤選手が3位(43点)、小河選手が10位(6点)。今シーズンもいよいよ中盤。2人の活躍からまだまだ目が離せない。

Result
car driver pos. total best lap
76 R.Ogawa 7 21'15.536 2'06.316
97 T.Kondo 4 21'13.801 2'06.768
Drivers' Comment
76号車 小河諒選手

クルマの完成度が高いことはわかっていたので、1台1台に追いつき、チャンスを見つけて確実にオーバーテイクができました。レース中のペースも良かったと思います。ただ予選で順位を上げられなかったのは悔しいですね。このままの順位では先がないので、もっと予選を意識して今後に臨みたいと思います。

97号車 近藤翼選手

はじめは2位に上がれそうな雰囲気だったのですが、コーナーでなかなか横に並べず難しかったですね。何より青木選手が速かったです。後半は佐々木選手に引っかかって思うように走れませんでした。8周目に1度仕掛けたのですが抜けませんでした。次回の岡山は好きなコース。上位に行けるよう頑張ります。