Race 4 Okayama International Circuit 2 Jul. 2017

小河選手は今シーズン自己ベストの3位
近藤選手は6位に入りダブル入賞を達成

第4戦の舞台は岡山国際サーキット。プロフェッショナルシリーズには29台がエントリー。前回よりも6台少ないが、ランキング上位勢の顔ぶれは変わらない。またSUPER GTのテストが鈴鹿サーキットで実施されたため、プロシリーズは日曜日に予選と決勝を行う1DAYレースとなった。

小河、近藤両選手は水曜日から岡山に入り練習を実施。しかし近藤選手はGTのテストがあり金曜日と土曜日は欠席。水曜日と木曜日に十分に走り込み予選に挑んだ。

9時35分にドライで予選がスタート(20分間)。結果は小河選手が1分51秒809で7位、近藤選手が1分52秒012で11位。小河選手は上位を狙える位置だが、近藤選手は今ひとつで「クルマが曲がりづらい」という。木曜日よりも気温が大幅に上がったため、タイヤのグリップ感が変わったことが原因と考えられた。

ベストなセッティングは様々な要件によって変化する。チームは予選後、近藤選手の97号車のアライメントを調整。マスターワンの井上亮氏、神奈川トヨタサービス技術部の石川正太氏と浅見知治氏の3名のメカニックが作業に当たった。一方の小河選手の76号車は万全。決勝での追い上げに期待だ。

小河選手3台、近藤選手4台抜きの猛追

この日の天候は不安定。決勝直前に通り雨に見舞われ、ウェットで13時24分に決勝スタート(12周)。オープニングラップは混乱がなく、小河、近藤両選手ともにポジションをキープ。2周目には近藤選手が市森友明選手(32号車)を抜き10位に。小河選手は3周目に阪口良平選手(90号車)をパスして5位にアップした。

中盤にはコースも乾き始めた。近藤選手は4周目に井上尚志選手(5号車)、さらに6周目に吉田広樹選手(10号車)を捕らえ8位に上昇。小河選手も6周目に新田守男選手(906号車)を抜いて4位に。そのまま前を狙うが、3位は前回の優勝者で今回も速さを見せる青木孝行選手(31号車)。しかし小河選手は青木選手と同等のペースで周回。5位に5秒以上のリードを築いて4位でチェッカーを受けた。

近藤選手は8周目から7位の阪口選手と一騎打ちに。ベテランの阪口選手はなかなか隙を見せないが、近藤選手は11周目に執念でパスし7位でチェッカー。決勝直前のセッティング変更も功を奏し、計4台抜きの健闘ぶりだ。さらにレース後、青木選手にペナルティが課されたため小河選手3位、近藤選手6位の結果となった。

第4戦終了後のポイントランキングは近藤選手が3位(49点)。2位の青木選手とは14点差だ。小河選手は7位(18点)。6位の井口卓人選手(88号車)に5点差で迫る。次回は7月29日(土)、30日(日)に十勝スピードウェイで開催。土曜日に第5戦、日曜日に第6戦が行われる2連戦となる。

Result
car driver pos. total best lap
76 R.Ogawa 3 22'48.053 1'52.730
97 T.Kondo 6 23'02.727 1'53.224
Drivers' Comment
76号車 小河諒選手

クルマの仕上がりが良かったので決勝では前走車をコンスタントに抜いていくことができました。86も自分の思い通りに乗りこなせるようになってきましたね。次回の十勝は苦手ではないのですが、頻繁に走るサーキットではないのでコースに早く慣れることも勝利へのキモだと思います。1戦1戦を大事に戦います。

97号車 近藤翼選手

予選ではもう少し前に行きたかったです。予選後のセッティング変更の効果もあり、決勝では追い上げることができましたが、上位のドライバーほど隙を見せないのでそれ以上は難しかったですね。十勝ではしっかりとセッティングを出して、予選で上位はもちろん少しでも多くのポイントを獲れるよう頑張ります。