Race 6 Tokachi Speedway 30 Jul. 2017
大波乱を起こした赤旗中断
近藤選手は3位、小河選手はリタイア
第5戦に引き続いて行われる第6戦。前日に行われた第5戦決勝のベストタイム順でスターティンググリッドが決まっており、近藤選手は4位、小河選手は11位からのスタートとなる。
今回は2日間で使用できるタイヤは6本まで。小河、近藤両選手ともに第5戦決勝で使用したタイヤで第6戦を戦う。十勝は右回りのコースで左のフロントタイヤに大きな負担がかかるため、小河、近藤両選手ともに磨耗が一番少ないタイヤを左フロントに装着し、決勝に挑む。
ドライで14時40分過ぎにレーススタート(14周)。近藤選手は5位に順位を落とすも、混乱なく第1コーナーをクリアする。一方の小河選手は、コントロールを失ったライバルのクルマに激しく衝突されコースアウト。小河選手の76号車を含む計4台が走行不能になる多重クラッシュとなり、レースは赤旗中断に。小河選手は怪我を負い病院で診察を受けたが、幸い大事には至らなかった。
近藤選手はファステストラップを記録する快走で3位チェッカー
レースはクラッシュした4台を除き、22台で元のグリッドから仕切り直しとなる。15時10分にセーフティーカーの先導でレース再開。上位勢のポジションは、1位から青木孝行選手(31号車)、平中克幸選手(369号車)、佐々木雅弘選手(1号車)、そして近藤選手の順だ。2周のセーフティーカーの先導の後、3周目から本格的にスタートとなる。
トップの3台に続き、近藤選手は順位をキープして1コーナーをクリア。その周にファステストラップ(1分36秒649)を記録する。4周目に入り1位の青木選手との差は1秒903。そのまま上位4台でトップ集団を形成し、5位以下を引き離していく。
レース前半の近藤選手は、3位の佐々木選手に対して約1秒の差を保つ。上位3台はミス一つで順位がすぐに変わるほどの接戦で、近藤選手は虎視眈々とチャンスを伺う。6周目、近藤選手は佐々木選手に約0.5秒まで差を縮める。ところが7周目の第8コーナーで、1位の青木選手がバランスを崩し失速。近藤選手はその隙を見逃さず、平中選手、佐々木選手に続いて青木選手をパスし3位にアップ。4位に順位が後退した青木選手はその後、近藤選手に迫るが、なかなかペースが上がらない。近藤選手はそのまま3位を守りきりチェッカー。今季3度目の表彰台を獲得した。
次回は約1ヶ月のインターバルを経て、9月1日(土)〜2日(日)に富士スピードウェイで開催。今季2度目の富士での決戦だ。近藤選手はランキング2位(62点)を維持。トップの佐々木選手とは19点差となっている。
Result
car | driver | pos. | total | best lap |
---|---|---|---|---|
76 | R.Ogawa | retire | - | - |
97 | T.Kondo | 3 | 25'48.133 | 1'36.649 |
Drivers' Comment
97号車 近藤翼選手
トップを狙っていたので正直悔しい結果です。7周目に青木さんをパスできたの良かったのですが、平中選手と佐々木選手が予想以上に速くて追いつけませんでした。クルマのセッティングは悪くなかったのですが、まだまだ作り込みたいですね。今シーズンはまだ優勝がないので、次回以降勝てるように頑張ります。
76号車 小河諒選手
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