11月19日(土)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロフェショナルシリーズの第5戦と第6戦の予選と第5戦の決勝が岡山国際サーキット(岡山県美作市)で行われた。エントリー台数は36台。
土曜日は第5戦と第6戦の予選、そして第5戦の決勝が行われるスケジュール。1セット(4本)のタイヤで予選と第5戦、さらに第6戦の決勝まで戦う必要があるので、これまで以上に慎重なタイヤマネジメントが求められる。
公式予選は10時20分から15分間。心地よい秋晴れの下、ほぼ全車一斉にコースイン。トヨタモビリティ神奈川DTEC TEAM MASTER ONEの元嶋佑弥選手(98号車)、高橋知己選手(97号車)の2台もコースに入り、アタックを開始する。第5戦のグリッドはベストタイム、第6戦のグリッドはセカンドベストタイムで決まるため、最低2回の計測周が必要。
元嶋選手は2周目に1分45秒704、3周目に1分46秒391をマーク。2周目のタイムがベストタイムとなり、第5戦の予選結果は12位、第6戦は同9位となった。高橋選手は前日から変化した路面のフィーリングに苦戦したものの、2周目に週末ベストの1分45秒929、3周目に1分46秒625をマーク。第5戦の予選結果は18位、第6戦は同15位となった。
第5戦の決勝レースは14時50分から行われ、12番グリッドの元嶋選手が好スタート。ポジションを上げ、10位でオープニングラップを終了する。元嶋選手は8番手争いの集団の真ん中を走行。大きな順位の変動がないまま、周回を重ねるが、ワンミスで順位が入れ替わる状況。
6周目、上位を走る選手にドライブスルーペナルティが科されたことで、9位にポジションアップ。さらに、最終ラップでライバルを追い抜き、8位でチェッカー。狙いすましたオーバーテイクはベテランらしい勝負強さを感じさせた。
また、18番グリッドからスタートした高橋選手は、上位を狙って攻めの走りを展開するも、ストレートなどでスピードが伸びないトラブルが発生。ポジションを守りながら周回を重ねるが、4周目のバックストレートで、突然マシンが停止。再スタートはかなわなかった。
car | driver | pos. | total | best lap |
---|---|---|---|---|
97 | 高橋 知己 | retire | - | 1'48.449 |
98 | 元嶋 佑弥 | 8 | 21'55.639 | 1'47.992 |
今週は走り始めからスピードがなく、かなり辛い状況でしたが、そんな中でも予選は自分なりにベストを尽くすことができました。レースはかなりサバイバルな感じですごく激しかったのですが、混戦の中で順位を上げて8位というのが、満足な結果ではありませんが、今できる自分なりの精いっぱいの結果だったのかなと思います。
97号車 高橋 知己選手【第5戦 リタイア】
専有走行など、レースウィークを通してのトップとのタイム差が結構大きくて、苦戦していましたが、予選で目標だった45秒台に入れられ、いいアタックができたと思います。ただ、順位は良くなかったので、予選タイムはまだまだ課題です。決勝はスタートがうまくいき、1周目で順位を上げることができたのですが、クルマが昨日より遅いと感じながら走っていました。頑張って走りましたが、突然、トラブルでクルマが止まってしまいました。いいレースができていたので残念です。ただ、自分の成長は感じられたので、その点は良かったです。