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菊地選手が6位でポイント獲得
小河選手はあと一歩の11位

 3月29日、小春日和の中、予選の日を迎えた。参加台数は65台と多く、予選は2つの組に分かれて実施された。1組のカーナンバー76の菊地選手は2番手タイムをマーク。昨年のシリーズチャンピオンである山野直也選手に続くタイムを獲得した。2組に出走したカーナンバー94の小河選手は6番手タイムに留まったもののタイム差は小さく、上位入賞に期待が残された。
 決勝レースは前日とは一転、未明からの雨がコースを黒く湿らせていたが、86/BRZレースがスタートする頃には雨は一時的に上がった。菊地選手が4番グリッドから、小河選手は11番グリッドからのスタートとなった。しかし2人ともスタート直後の混乱で順位を落としてしまう。1周目を終えて、菊地選手は7位、小河選手は16位。そこから2台のDTEC86Rが追い上げていく。菊地選手は確実に1台ずつオーバーテイクし、小河選手は混戦を抜け出して鋭く前車を追い越していく。
 最終的に菊地選手は6位、小河選手は11位でチェッカーフラッグを受けた。菊地選手はシリーズポイントも獲得し、神奈川トヨタDTECチームMASTER ONEとしては、幸先の良いスタートを切ったといえるだろう。
 レースはポールポジションからスタートした谷口信輝選手がレースをリードするものの、7周目に坂口良平選手にオーバーテイクを許し、そのままの順位でゴールとなった。3位には昨年の全日本ジムカーナN3クラスのチャンピオンの若杉将司選手が入った。若杉選手は、4輪レースに初参戦という快挙となった。


Comment from Drivers

(スタート時に直前に居る)山野選手について行ったんだけど、1コーナーで詰まってしまって、そこで順位を落としてしまいました。レース後半は、雨が降っていて温度が低かったこともあって、タイヤの内圧が上がり切らず、オーバーステアの症状が出てしまいました。   スタートは悪くなかったんですが、混雑していてスペースもなくて、1周目の3コーナーから5コーナーで抜かれてしまいました。そこから抜け出すのに、ちょっと手間取ってしまいましたね。シングル(1ケタの順位)でゴールしたかったですね。残念です。
#76 菊地靖選手 #97 小河諒選手